このブログをご覧のみなさん、こんにちは。

2015/08/20 に開催された社内 Tech Talk で LT してきました。

問題が起こった時に、変えるのは人かそれともプロセスか? from Takashi Takebayashi

内容は本番環境に QA をしていない(=チェックされていない)変更を反映することによる問題を抑止するために試行錯誤した結果になります。

Team Foundation Server の SaaS 版である Visual Studio Online は制約があるものの、無料で利用できるので、自分自身での試行錯誤や導入直後などの効果が出るかどうか分からない状況で評価をする上でかなり試し易いものだと思うので、似たような問題に遭遇している方は一度試してみてはいかがでしょうか。

LT 後に貰った質問とそれについての回答は以下になります。

  • Q: 「現在使っている GitLab や GitHub では全然ダメなところは何ですか?」
  • A: 「本番環境に QA をしていない変更を反映してしまわないためにできるソリューションの一つとして提案しているのであって、GitLab や GitHub がダメという話ではありません。本番環境に QA をしていない変更を反映しないというルールを自分たちで守れるなら GitLab や GitHub でも十分に対応可能です。しかし、現在はその問題に残念ながら対応できていない人が多いので、その問題に対してソリューションを提案しているだけです」
  • Q: 「全リポジトリを全部移行した方がいいんですか?移行しない方がいいんですか?」
  • A: 「移行するしないは自分たちで判断してください。使う人たちが自分の頭で、どうしてそれを採用するのか、なぜそれが必要なのか、が分からなければどんなすばらしいシステムを導入しても意味がありません」
  • Q: 「今回のデモはクラウド環境にコードをアップロードしていたが、ローカルのサーバーに入れることはできるのか?」
  • A: 「Visual Studio Online は Team Foundation Server の SaaS 版ですので、Team Foundation Server をローカル環境に構築すれば、クラウドにコードをアップロードせずに今回紹介した機能を利用することも可能です。ただし、インフラに構築を依頼する、サーバーを準備するといった工数がかかることになります」