社内ハッカソンに参加してきた

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前回に続いて、社内ハッカソンに参加してきた。

内容は前回から若干変更があり、

  • 期間は3週間
  • チーム毎に都合の良い時間にやる(=チーム内で自己組織化して対応する)

というもの。

直前に開催された社内アイデアソンで出たアイデアも採用しても良いという周知が出ていたが、自分以外に社内アイデアソンに参加していた人が多かったものの、どこのチームも社内アイデアソンのアイデアを採用していないことが如実に意識の差を表していたと思う。

例えば、社内アイデアソンでは、

決選投票に残ったアイデアはすべて同じペルソナとシーンとデバイス、ほぼ同じサービスだった。この辺りにも「誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する」ができなかった影響が出ているのかなぁと感じた。

でほぼ同じサービスのアイデアばかりな反面、ハッカソンで似たアイデアのものは一切なかった。

これはシリコンバレーでだいぶ前から言われている以下に関連している。

「アイデアに価値はない」
その真意は、「今の時代、アイデアマン、アイデアウーマンだけで起業しても、もう戦えない時代になっている」というもの。競争が激しいシリコンバレーでは、際立ったサービスのアイデアを思いついたとしても、「その時点でもうほかの人も同じことを考えていると思った方がいい」という。
シリコンバレーのCEOたちが明かす「日本の技術屋が世界で通用する」理由 -Innovation Weekend Grand Finale 2011 – エンジニアtype

実際に成功しているスタートアップの事例を見ても分かる通り、当初のアイデア通りのサービスを作り続けているスタートアップはほとんど存在せず、顧客との対話を通じたビジネスモデルの軌道修正(ピボット)をしている。

一方で、社内アイデアソンでは実際に自分たちで作るところまではせず、アイデアを出して終わりというもので、これでは顧客との対話を通じたビジネスモデルの軌道修正(ピボット)も起こらず、実際に作ってみると分かる多くの経験が一切得られないことになる。そうなればどうなるのかは自明の理だろう。実際、社内アイデアソンの時は気づかなかったが(そもそも、そんな調査をしている時間がないのだが)、社内アイデアソンで出たサービス/プロダクトは既に世の中に存在すると後から周囲の人に教えてもらっており、真にその人だけが思いつく、斬新で際立ったサービスのアイデアというものはもうないことを実感した。