○○的、○○っぽいって何なのさ?

“スクラム的開発手法を採用”とか“スクラムっぽい開発をしている”という言葉を見る度、それらは一体何を意味しているのだろう?と首を傾げてしまう。

そもそも“言葉を定義する”とは、その言葉の持つ意味を明確に定めて、相手と自分との間で“前提となる共通認識”にすることにある。例えば、“スクラム”の定義は以下のようにスクラムガイドに記述されている。

スクラムの定義
スクラム(名詞):複雑で変化の激しい問題に対応するためのフレームワークであり、可能な限り価値の高いプロダクトを生産的かつ創造的に届けるためのものである。
The Scrum Guide™

「スクラムで開発をしようと思う」と言われた時、スクラムについての“前提となる共通認識”はThe Scrum Guide™に記述と容易に推測できる。一方で、「スクラム的開発手法で開発をしようと思う」、「スクラムっぽい開発で開発をしようと思う」と言われた場合に“前提となる共通認識”は持つことができるか、と言われれば答えはNoだろう。

スクラム“的”、スクラム“っぽい”という呼称からして、厳密なスクラムとは違うのだろうが、そういった場合はどこがスクラムと違うのか説明しないと認識がズレてしまうと思うのだが、説明している人をとんとみない。