どうしてTrelloでは驚異的なまでの生産性を発揮できなかったのにTeam Foundation Serviceだとそうなったのか? #tfsug

やあ (´・ω・`)
ようこそバーボンハウスへ。
このページはサービスだから、まず見て落ちついて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
ちぇんわの顔も三度までって言うしね、笑って許してもらおうとも思っていない。

でも、前回から2ヶ月もの期間が空いたとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「わくてか」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、2ヶ月もの期間を空けたんだ。



2ヶ月もの期間を空けたんだと言ったな。あれは嘘だ。
バレてしまっては仕方がない。

じゃあ、ブラウザを閉じる以外の注文を聞こうか。

というわけで、前回から2ヶ月以上経過していますが、最終回『どうして Trello では驚異的なまでの生産性を発揮できなかったのにTeam Foundation Serviceだとそうなったのか?』です。

しかし、それは前回から2ヶ月以上経過していますし、今日までにTeam Foundation Serviceを利用された方ならもうお分かりのことだと思います。というわけで皆まで言わなくても良いと思ったのですが、Team Foundation Serviceについて私以上に詳しい通りすがりのエヴァンジェリストである長沢さんが以下のTweetをされておりまして…。

~~知っているのに知らない振りなんて…なんてひどい人なのでしょう!!~~興味津々と言われてしまっては仕方がないのでblogにまとめることにしました。

何が違うのか説明する前に

さて、何が違うのか説明する前に、例え話をしましょう。

あなたは年末年始の休み1の最後の日にやろうと思っていたものを見てみると、やろうと思っていたもの(以後タスクと記載)が大量に残っていました。
さて、その原因は以下のうちどれであるか特定できますか?

  • タスクを自分ができる量より多く積んでいた
  • タスクを毎日消化せず、締切直前に消化しようとした(いわゆる学生症候群)
  • その他

“最後の日にタスクを見てみると、タスクが大量に残っていました”という事実のみから原因を特定するのは通常、不可能です。ではどのようにすれば、“最後の日にタスクを見てみると、タスクが大量に残っていました”の原因を特定できるでしょうか?

日々の記録

それには最初にタスクを出した時点のタスクの数と合計時間、毎日のタスクの消化数と消化時間といった情報が必要です。
これらの情報が分かれば、

  • タスクを自分ができる量より多く積んでいた
  • タスクを毎日消化していなかった
  • その他

といった具合に“最後の日にタスクを見てみると、タスクが大量に残っていました”の原因を特定できます。
それも感覚に頼ったものではなく、誰の眼にも明らかな数字で原因を導き出せます。

さて、これらの情報を事細やかにテキストや表で記録していくのはとても大変です。

Team Foundation Serviceのカンバンでタスク管理をすると、誰にでも容易に、そして、誰の眼にも明らかに見える化できるのです。それがTeam Foundation Serviceに標準で付いているスプリントバーンチャートという機能です。

スプリントバーンチャート

スプリントバーンチャートのグラフを見れば、日々のタスクの消化時間や割合などが視覚的に一目瞭然になります。そして、過去のスプリントバーンチャートと比較すれば、以前に比べて今回のタスクの消化が多いのか、それとも少ないのかが分かります。

そのため、“最後の日にタスクを見てみると、タスクが大量に残っていました”といった状況に陥ってもその原因が

  • タスクを自分ができる量より多く積んでいた
  • タスクを毎日消化していなかった
  • その他

のどれなのか特定できるのです。

生産性を向上させる源泉とは何か?

前回記載した通り、当初発言した時(5月)より次に比較した時(10月)ではどちらの意味でも生産性は向上しています。

1週間という決められた時間内に実施した英語の勉強時間を比較すると、31時間/1時間10分≒27となります。つまり、『決められた時間内に実施した作業時間の量』での生産性の比較だと約27倍になっていることが分かります。

はい、どうみてもやり過ぎですね。自分もこんなに毎週英語の勉強していることに驚いています。元々の発言した5月頃だとだいたい10倍くらいだったんですが、あらためてみて驚きました。

最初の頃は2週間スプリントだったので、1週間という決められた時間内に消化したストーリーポイントの量を比較すると、26.5/3≒9となります。つまり、『決められた時間内のベロシティ』での生産性の比較だと約9倍になっていることが分かります。

こちらも先程と同様に、元々の発言をした5月頃だと5倍くらいでした。

これはTrelloからTeam Foundation Serviceに変えた瞬間に生産性が驚異的なまでに向上したわけではないことを意味しています。それでは驚異的なまでの生産性を向上させた原因は何でしょうか?

競争心

それは人に元来備わっている競争心です。

競争心とは『他に張り合って勝ちたいと思う気持ち。競争意識。「―をあおる」』というものです。

よく『他人と比較しない方が良い』、『他人は他人で自分は自分』と言われます。私も全くその通りだと思いますが、この「他に張り合って勝ちたいと思う気持ち」の“他”の対象を昨日までの自分に変えて、競争心を持って行動すると競争心を持つのが悪いものではなくなります。それは誰か他の人と比較しているのではなく、自分自身と比較しているからです。

『本当の魅力は昨日までの自分を越えること』、『昨日の自分より少しでも成長すること』と言われるように、昨日までの自分自身と張り合って勝ちたいと思い、勝つために行動するのは全く問題はありません。

そのため、『過去の自分の実績(スプリントバーンチャート)』と『今の自分』を比較して、以下の観点で自問自答します。

  • 価値のあった行動とそれを再現する方法は何なのか?
  • うまくいかなかった行動とその行動に対する対策は何なのか?
  • 次回挑戦したいと感じた行動とその理由は何なのか?

価値のあった行動を再現できれば、価値のあった行動の部分については現状維持になります。うまくいかなかった行動の対策を実施し、挑戦したいと感じた行動ができれば、この部分については改善されます。そうすると、うまくいかなかった行動の改善した分と挑戦したいと感じて行動した分だけ『過去の自分の実績』より成長2するというわけです。

まとめ

Team Foundation Serviceを使うようになって、2、3倍ではなく、驚異的なまでの生産性を向上させた原因は以下でした。

  • 日々の状況を記録し、後からふりかえりができる
  • 感覚ではなく、事実に基づいた過去の実績と容易に比較できるので、競争心を鼓舞し易い

一方で、Trelloでももちろん、タスクの数や時間は把握できますが、私が知る限りでは登録しているタスクの数と合計時間が毎日どのように変化(増加/減少)していったのか把握できる仕組みはありません。

この差がTrelloでは驚異的なまでの生産性を発揮できなかったのにTeam Foundation Serviceに変えたら驚異的なまでの生産性を発揮できた理由になります。

もちろん『日々の状況を記録し、後からふりかえりができる』、『感覚ではなく、事実に基づいた過去の実績と容易に比較できるので、競争心を鼓舞し易い』の要素があれば他のツールを使っても構いません。もし、皆さんが本気で成長したいと思っているのであれば、驚異的な生産性を発揮するたったひとつの冴えたやりかたを実践し、Team Foundation Serviceといった便利なツールを使うと良いかと思います。


  1. 夏休みやスプリントと考えていただいても構いません。 
  2. 生産性の向上など