好ましいアプローチまたはモチベーションの源泉を刺激する方法

リンク先の記事のはてなブックマークのコメントとは別の切り口ですが、私見を述べます。

短い記述なので、コンテキストを完全に把握できていませんが、アプローチがあまり良くないのではないですか?というのが第一印象でした。

どうしてアプローチがあまり良くないのでは?と思ったのかというと、人によって、モチベーションの源泉が異なるからです。これは言い換えると、その人は何を重視して生きているのか?ということです。私の知り合いや一緒に働いた人を観察した結果、大別すると、“金”、“人”、“己”、“仕事”があると認識しています。

“金”のタイプの人は簡単に言うとサラリーがモチベーションの源泉になっている人たちです。このタイプの人は仕事のやりがいや自分のスキルアップよりも、お金を重視しますので、出世や出世のための評価といったものがモチベーションに大きく影響します。

“人”のタイプの人は家族や恋人、友人との時間がモチベーションの源泉になっている人たちです。このタイプの人は仕事のやりがいや自分のスキルアップよりも、家族や恋人、友人と時間を過ごすことを重視しますので、恋人とのデートや子供の始業/卒業式に行けるかどうかといったものがモチベーションに大きく影響します。

“己”のタイプの人は自己のスキルアップがモチベーションの源泉になっている人たちです。このタイプの人は自分のスキルアップを何よりも重視しますので、スキルアップできるかどうかがモチベーションに大きく影響します。そういった人に対して「テスト(ここではユニットテスト)を書かないのは小学生までだよねー」みたいなことを言うと自分自身でユニットテストを書けるように奮起してくれたりします。

“仕事”のタイプの人は仕事の完遂、責任を果たすことがモチベーションの源泉になっている人たちです。このタイプの人は家族が病気になったとしても、自分の仕事での責任を果たすことを重視しますので、それを邪魔しないことがモチベーションに大きく影響します。

ここでまず大事なことは相手が“何”を大事にしているのかを知ることです。

エスニックジョーク – Wikipedia

様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになる。

それぞれの乗客を海に飛び込ませるには、どのように声をかければいいか?



・ロシア人には、海の方をさして「あっちにウォッカが流れていきました」と伝える。

・イタリア人には、「海で美女が泳いでます」と伝える。

・フランス人には、「決して海には飛び込まないで下さい」と伝える。

・イギリス人には、「こういうときにこそ紳士は海に飛び込むものです」と伝える。

・ドイツ人には、「規則ですので飛び込んでください」と伝える。

・アメリカ人には、「今飛び込めば貴方はヒーローになれるでしょう」と伝える。

・中国人には、「おいしい食材が泳いでますよ」と伝える。

・日本人には、「みなさん飛び込んでますよ」と伝える。

・韓国人には、「日本人はもう飛び込んでますよ」と伝える。

上記は民族性(国民性)の違いを示すジョークですが、これと一緒で相手のモチベーション(=大事にしていること)に働きかけるアプローチをしないといけません。

逆説的には、相手のモチベーションに働きかけるアプローチさえできれば、相手に指示できる立場である必要は全くありません。以下のExperience ReportはLinda Risingさんに私が送付したものですが、この時一緒に働いていた人たちには私は指示する立場では一切ありませんでしたが、改善をしてもらうことができました。

experience_report_for_linda_rising

一緒に働いていれば、相手が何を大事にしているか(=何をモチベーションの源泉にしているか)が分かるはずです。それに合ったアプローチをすれば、よりよい結果が導き出されるはずですよ。